WAIS-Ⅳを振り返る③ ~検査結果 知覚推理・ワーキングメモリー・処理速度~
こんにちは、うぐいすきなこ(@uguisu_kinako_)です。
関東ではサクラが咲き始めているみたいですね❀
こちらは雪が降り、寒い1日となりました~
WAIS-Ⅳを振り返る③ ~検査結果 知覚推理・ワーキングメモリー・処理速度~
さて、WAIS-Ⅳを振り返るシリーズ。
昨年の冬にWAIS-Ⅳを受けた私の検査結果を公開し、内容を振り返っていきます。
今回も前々回、前回の記事を踏まえた内容の記事になります。
前々回、前回の記事はこちら↓
・WAIS-Ⅳを振り返る① ~WAIS-Ⅳってなに?~ - うぐいすきなこの日記帳
・WAIS-Ⅳを振り返る② ~検査結果 全検査IQと言語理解~ - うぐいすきなこの日記帳
⚠ 当時受けた説明と、その説明を聞きながら書いたメモを参考にしていますが、元の意味と異なって理解している所があるかもしれません…
読んでくださった方、もし何か気づいたことなどがありましたら教えてください~
うぐいすきなこ のWAIS-Ⅳ検査結果
前回の記事に載せた、私のWAIS-Ⅳの検査結果がこちら↓
場の状況見て判断するのは、やや苦手。
◆言葉で考える能力に比べると、絵や図などの非言語的な情報をもとに推理したり、目でみてその場の状況を推測したりすることはやや苦手かもしれません。
※非言語的な情報とは? 目、図、空間、手順などの言葉以外の情報のこと。
このコメントは、知覚推理について。
言語理解に比べると、知覚推理はやや苦手とのこと。
私はいわゆる「その場の空気を読む」のが苦手です。
コメントを見て「やっぱりな~」と思いました。
何が苦手なのか具体的に言うと ↓
・ 会議や雑談で話についていけない。(もっぱら聞き役に徹する)
・ その場では話についていけず、話が終わった後で理解することがある。
・ 臨機応変な対応が苦手。
・ 仕事で「○○が必要になりそう」と感じる → 行動する → 早とちりして必要ない物を持って来てしまう。
まとめると、臨機応変を求められる状況と会話をする場面が苦手です。
どうしてその2つが苦手なのか?を、↓のように考えてみました。
・臨機応変
まず、臨機応変について。
臨機応変が苦手ということは今の職場でも指摘されているし、前職でも言われていました。
私が臨機応変な対応でミスする場合、2パターンあります。
① 周りの状況に気付かない→対応が遅れるor(結果として)対応をせずミスる
② 周りの状況に気付くが、部分的にしか理解していない→早とちりしてミスる
①の場合、その場で何かが起きた時に「○○が起きている」という認識はあります。
でも、すぐに次に必要な行動へ移れないのです。
頭の中と体の行動が一致しない感じ。
見る→行動に移る までに時差が生じてしまいます。
②は、気付いて行動に移せた場合です。
行動に移せたのに、その場の状況を一部しか理解出来ていません。
何が起きて、何が必要で、周りはこう動くなら自分はどう動けばいいのか。
その場にいる人の様子を目で見たり、発言を聞いたりして、動く必要があります。
でも、私は必要な情報を理解する前に動いてしまう。
そのため、早とちりをしやすい。
…と、こんな風に考えてみました。
でも、ミスる原因は知覚推理以外も混ざっていそうだな~
・会話の場面
「会話が知覚推理と関係するってどういうこと?」と、初めは疑問だったけど。
知覚推理と会話の関係性について、こんな風に心理士さんから聞きました。
◆耳と目で判断する、会話の苦手さ
↑はどういう話だったかというと。
会話って発言した言葉の情報だけでなく、相手の表情や仕草を見ながら話をしますよね。
相手が発言した言葉に、その時の表情や仕草などが加わります。
言葉に表情や仕草が加わることで、相手は言葉の裏にある本音を伝えようとします。
それをくみ取りながら話は進み、会話は成立します。
だから話をする場面では、その場の状況(=非言語的な情報)を読むのが大事になってくるのだと思います。
じゃあ、非言語的な情報を読むのが苦手な場合はどうなるのか?
会話についていけない→理解が追い付かないor異なった理解をしてしまう
…などが起きてしまいます(まんま自分のことです)
私はワーキングメモリーも低かったので(後述)、マルチタスクが苦手なことも要因だと思うけれど。
言語理解に比べ知覚推理が低いために、会話を苦手に感じている。
それが、会話についていけない要因のひとつなんじゃないかなと思います。
ワーキングメモリーと処理速度がやや低く、苦手な部分。
◆いくつかの情報を記憶する能力、単純な作業をすばやく効率よく行う能力は、同年代の人と比べてやや低く、うぐいす様の中では苦手な能力にあたるかもしれません。 (ワーキングメモリー、処理速度)
これらの能力に苦手がある方では、忘れっぽい、並行作業が苦手、急いで作業しようとすると不注意な間違いをしやすい、という特徴があらわれやすいといわれています。
このコメントをいただき「その通り!」って思いました(泣)
コメントのワーキングメモリーと処理速度が苦手な人の特徴が、まんま自分
↓
ワーキングメモリーと処理速度の凹を埋める対策
◆今まで通りメモを活用しつつ、メモを取って整理する時間を確保したり、書くことが難しい時にはそのほかの楽な方法で記録したりする、というような工夫が有効かもしれません。
このコメントは、そんなワーキングメモリーと処理速度の凹への対策について。
メモを活用しましょう!という内容です。
でも、検査をした頃には、既に仕事中はメモを使いまくっていました。
To doリスト、メモ帳、付箋、仕事用のスケジュール帳、仕事用のノート…
それでも、ミスはカバーしきれていませんでした。
この頃は「まだメモが足りないんだ」とか「努力が足りないんだ」とか、自分のことを責めていましたね~
ADHDあるあるの、メモが大事だと分かっているのにメモをし忘れることも多かったから。
「書くことが難しい時にはそのほかの楽な方法で記録したりする」というのは、心理士さん曰く、カメラで写真を撮ったり、録音したりということでした。
この検査の後から(正確には復職後)、仕事の記録をスマホやiPadで写真を撮るようにしました。
イベント時の会場設営、夏だけ使う備品の保管場所、メモした内容などなど…
写真をにしたら、本当にラクになりました!
それまでは帰宅後や休みの日に、仕事の振り返りやイベント後に引継ぎ事項を手書きでまとめていました。
でも、体調を崩してから手書きが難しくなりました。
手書きって体力使いますよね…
写真、オススメです!
※ちなみに録音は、職場で使うのにはハードルが高くて断念。
ワーキングメモリーについて補足
心理士さん曰く、ワーキングメモリーは能力が2つに分けられるそうで。
記憶力と頭の中で記憶を操作する能力です。
記憶力は、単純に記憶をする能力のこと。
頭の中で記憶を操作する能力は、頭の中で記憶した内容を使う能力こと。
暗算や文章題がそうみたいです。
多くの人のワーキングメモリー能力は、記憶力>頭の中で記憶を操作する能力 になるのだそう。
でも私の場合は、記憶力<頭の中で記憶を操作する能力 になりました。
これには理由がありまして。
検査で問題が出題された時、机の下で掌に計算を書いてました。
昔から頭の中で考えるのは苦手で、よく簡単な計算は掌や机に指で式を書いていました。
その話を心理士さんにしたら、
「その問題に対して、うぐいすさんなりの対策をしてたんですね~」と。
どうやら、私は知らず知らずのうちに、苦手なことへ対策をしていたみたいです。
些細なことだけど、心理士さんに話したことで気付くことが出来ました。
おわり
以上、WAIS-Ⅳを振り返る③~検査結果 知覚推理・ワーキングメモリー・処理速度~でした。
いつか記事にしたいと思っていた内容を全部書けました~!
このWAISの結果は、あくまでも私の場合です。
発達障害は個人差が大きい所があるので、参考にならない部分が多々あるかと思います。
けれど、「こういうパターンがあるんだ」と、最後まで見ていただけて嬉しいです!
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
WAISを受けようか悩んでいる、誰かの参考になれば幸いです~